2016年 11月 01日
今日も いいこと ありました! 患者Iさんー❽
就寝4時間後に、細菌数はマックスに達し、その数を維持して朝を迎えると言われています。
ですので、朝起きたら真っ先に、歯磨きをして欲しいのです。
また、就寝前も同様です。
細菌は、就寝中に活動・繁殖していくのですから、就寝前にできるだけ細菌を取り除いて欲しいのです。
では、食後はどういう状態になっているのでしょうか。
食事中は、明らかに唾液が分泌されますね。
しかもかなり大量に。
そうです。
食事中は、口内の細菌はほとんど活動・繁殖しません。
ということは、食事直後に細菌を取り除くブラッシングをすることは、あまり意味が無いように思いませんか?
食後大切なことは、細菌を取り除くのではなく、食べかすを取り除くことなんです。
食後しばらくして、食事中に出ていた唾液(咀嚼や味覚といった刺激に依って分泌してくる唾液なので、刺激時唾液と呼びます)は分泌されなくなります。
そうなると、口内の酸素濃度は低下してくるので、嫌気性菌が再度活動を開始します。
その状況で、口内に食べかすが残っていれば、当然それは細菌のエサになりますし、また分解されてガスが発生しますので、口臭の原因になっていきます。
ですので、食後必要なことは、食べかすを綺麗に取り除くことです。
それでは、食べかすは、どこに残っているのでしょう。
一番多い所は歯と歯の間、歯間部 と言われる所です。
よく、お肉の繊維などが歯と歯の間に挟まりますが、私の言っている食べかすというのは、もっともっと細かいものです。
咀嚼によって小さく、細かく、すり潰された粉のようなものです。
これらは小さ過ぎて、私たちは自覚できませんが、歯間部に一杯停滞し、細菌のエサになっていきます。
ということで、食後のケアとしては、フロスを使った歯間部の清掃 を重点的にやって欲しいのです。
こうして、使用するグッズを選び、その使い方と何時するのかをIさんに指導して、
基本治療1回目は、終わりました。
次回ー基本治療の2回め は、2週間後です。
Iさんが、自宅できちんとセルフケア を続けてくれれば、2週間で良くなります。
次回は、どこまで、歯ぐきからの出血が減り、深い歯周ポケットが無くなったか、再検査をします。
2週間後の再検査!
と~っても 楽しみ!!
<続く>
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by make-up-breath
| 2016-11-01 17:10
| 口臭治療